外国語や語学学習に関するブログを始めるにあたり、ちょうど読み終えた本、「すぐ使える仕事英語」関栄介著の紹介をしようと思います。著者の関君とは母校一宮高校の同窓。とは言っても、在学中は一緒のクラスになったことはなく、顔と名前を知っているくらいで、言葉を交わした記憶もほとんどありません。
高校時代英語の成績が悪かった僕が、現在外国人相手に英語で講義をしたり、スペイン語圏やフランス語圏で仕事をしたりするようになるとは、高校時代には夢にも思いませんでした。そして、当時まだ外資系企業に就職する、なんていう話は稀でしたから、同窓生の中に外資系企業に勤めて、外国語で仕事をしている人がいることも知りませんでした。まあこれは、僕が大学を卒業してすぐに海外に出てしまったことも一因ですが。
同窓生のメーリングリストで「すぐ使える仕事英語」の出版を知り、同窓生であることにも興味をひかれて本書を購入。「仕事英語」とあるので、英語の解説書かと思ったら、さにあらず。もちろん英語での言い回しなども解説がありますが、むしろ重要なのはコミュニケーションの取り方。
さすがに外資系企業に飛び込んで「お前の英語はわからない」と言われながら苦労しただけあって、「すぐ使える仕事英語」は話にリアリティーがあります。この辺が英語の先生が書く教科書的な本との決定的な違いでしょうね。
英語のフレーズを覚えたいだけなら、他にもっと詳しい本はあるでしょう。しかし「すぐ使える仕事英語」からは、外資系企業の英語でのコミュニケーションの中に放り込まれ、鍛えられていった履歴を読み取ることができると思います。